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ミラクル・リナックス、マルチバイト対応を強化したLinuxサーバーOSを6月に発売


MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside
 ミラクル・リナックス株式会社は、LinuxサーバーOSの最新版「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside(以下、MIRACLE LINUX V3.0)」を6月11日より出荷開始する。

 MIRACLE LINUX V3.0は、日本語を含むマルチバイト環境での稼動を追及したエンタープライズ向けLinuxサーバーOS。中国の大手Linuxディストリビューション「レッドフラッグソフトウェア」と共同開発した「Asianux」から構成されており、同社から同時期に発売される「Red Flag 4.1 DC サーバー」と同一製品として認識されるという。

 MIRACLE LINUX V3.0はKernel 2.4をコアとし、最大32CPU、64GB物理メモリをサポート。Kernel 2.6で実現されるメモリ管理などの機能を搭載している。また、外字(UTF-8)やシフトJISコードへの対応などマルチバイト環境への対応強化、メールサーバー向けの認証機能やアンチスパム機能の強化、さらにファイルサーバー向けにSamba 3.0国際化プロジェクトの成果を同梱するなど、各利用用途別の機能強化が行われている。

 価格は1サーバー(1ノード)で63,000円。サポートは90日間の無償のほか、157,500円の有償プロダクトサポートが用意される。

 同社では6月2日~4日に東京ビックサイトで開催される「LinuxWorld Expo/Tokyo 2004」に出展し、今後の取り組み、技術セミナー、展示を実施する。さらに同社の展示ブースでは、MIRACLE LINUX V3.0の評価版を1,500枚限定で配布する予定とのこと。



URL
  ミラクル・リナックス株式会社
  http://www.miraclelinux.com/
  プレスリリース
  http://www.miraclelinux.com/pressroom/details/2004/0511_1.html
  製品情報
  http://www.miraclelinux.com/products/linux/ml30/
  LinuxWorld Expo/Tokyo 2004
  http://www.idg.co.jp/expo/lw/


( 朝夷 剛士 )
2004/05/11 15:52

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