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SAPジャパン、mySAP ERPをベースにした著作権管理アプリケーションを出荷


 SAPジャパン株式会社は、メディアやエンターテインメント業界向けの著作権管理アプリケーション「SAP Intellectual Property Management(以下、SAP IPM)」を5月13日より出荷する。

 SAP IPMは、放送、出版、新聞、広告などのメディア業界、映画、キャラクター、ゲームなどのエンターテインメント業界向けとなる著作権管理アプリケーション。ERPパッケージ「mySAP ERP」をベースに、著作権管理の業務要件を満たす機能を備えている。

 こうした業界のコンテンツは、放送、出版、DVD、ゲーム、物販など、さまざまなチャネルにビジネス展開されている。コンテンツの制作や販売における著作権管理は、今後もブロードバンドによるコンテンツ流通などにより、さらに複雑化、多様化することが予測される。このため、今後メディア・エンターテイメント企業では、ロイヤリティ計算などを含む著作権管理業務の効率化が経営課題となるとされる。

 同社では、著作権の獲得・販売での契約管理やロイヤリティの計算、またワンソース・マルチユースに対応した複雑な階層構造をもつ権利関係の管理といった機能をSAP IPMにより提供する。ライセンスビジネスやキャラクタービジネスのグローバル展開にも対応している。

 また入荷数量や販売金額を自動取得してロイヤリティ計算に利用したり、支払や請求の金額データを会計機能に自動送信できるなど、mySAP ERPの会計・販売機能ともシームレスに統合されている。

 なお欧米ではすでに2003年秋から出荷され、テレビ放送局やエンターテイメント企業などで高い評価を受けているという。



URL
  SAPジャパン株式会社
  http://www.sap.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.sap.co.jp/company/press/press.asp?pressID=2803


( 岩崎 宰守 )
2004/05/13 20:06

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