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HDE、官公庁向けLinuxサーバー管理ソフトをバージョンアップ


 株式会社ホライズン・デジタル・エンタープライズ(以下、HDE)は、官公庁や地方自治体を対象としたLinuxサーバー管理ソフトウェア「HDE Controller 3.5 LG Edition」(以下、LG Edition)を、6月15日より販売開始すると発表した。価格は153,300円(税込)で、1年間10インシデントのサポートと1年間のソフトウェアアップグレード権が付属したパッケージとして提供される。なお、アップグレード権を持つ旧バージョンのユーザーは、同社のWebからソフトウェアをダウンロードすることで最新版を使用できる。

 HDE Controllerシリーズは、ネットワーク、Web、メール、各種サービスの設定などのサーバー運用における各種管理作業を、リモートのWebブラウザから行うことができるソフトウェア。最新版のHDE Controller 3.5は4月に発売されているが、LG Editionはこれを自治体向けにした製品で、自治体LANと総合行政ネットワーク(LGWAN)とを結ぶゲートウェイサーバーの構築・管理が容易に行えるという。

 今回のバージョンアップでは、LGWANにおけるメールアドレス付け替え機能が複数ドメインに対応したため、市町村合併にも対応できるようになった。また、自己監視機能のグラフ表示、QoSへの対応などのほか、任意のログを監視して障害時にメール通知する機能も新たに追加されている。さらに、PostgreSQLの簡易データベース管理機能を搭載しており、データベースやユーザーの権限を作成・編集できるとのこと。

 対応するディストリビューションはRed Hat Enterprise Linux AS 2.1/3.0、同 ES 2.1/3.0、Red Hat Linux 7.2/7.3/9、Turbolinux 8 Server、MIRACLE LINUX Standard Edition v2.1。HDEでは、年間300本の販売を見込んでいる。



URL
  株式会社ホライズン・デジタル・エンタープライズ
  http://www.hde.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.hde.co.jp/press/pressrelease/release.php?rd=200405180

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( 石井 一志 )
2004/05/18 15:22

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