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サン、Linuxベースの統合デスクトップ環境「Java Desktop System」を発売 |
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東京フォレックス・フィナンシャルよりプリインストールPCも発表
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サン・マイクロシステムズ株式会社は5月18日、Linuxをベースにオープンソースソフトウェアで構成された統合デスクトップ環境「Sun Java Desktop System Release 2 （以下、JDS2）」の販売を開始した。出荷開始は6月2日。なお、米国では前バージョン（Release 1、ただし製品には表記されていない）がすでに発売されているが、日本ではJDS2が最初のバージョンとなる。
Windowsからの移行を想定したデスクトップの見た目や操作性、Officeツール（StarSuite）、Windowsファイルサーバー・プリントサーバー接続機能を持つことと共に、標準で各クライアントの管理ツールを搭載することも大きな特徴だ。クライアントにインストールされている標準ソフトのバージョンやパッチを管理して必要なソフトを管理者側からインストールさせることや、クライアントのリソース使用状況のモニタリング、ポリシー設定による使用ソフトウェアの制限、さらにリモートデスクトップ機能も備える。末次氏は「Linuxベースのデスクトップ環境はほかでもあるが、Windowsからの移行を想定した機能や企業で必要とされるツールを統合することで差別化した」と、JDS2の優位性を強調した。
同社からは企業・教育機関向けのライセンス販売のみ行われるが、東京フォレックス・フィナンシャル株式会社よりJDS2がプリインストールされたPC「LINASISシリーズ」として、デスクトップPC2モデルおよびノートPC3モデルが5月28日より発売される。価格はデスクトップが79,800円から、ノートが128,000円から。なお、プリインストールされたJDS2は永続ライセンスが含まれる。
なお、同社ではJDSをSolarisに移植し、その際に64ビット環境にも対応する計画があるという。また、目標販売台数については「正式な表明ではないが」とした上で3万台前後であることを明かした。 ■ ＵＲＬ サン・マイクロシステムズ株式会社 http://jp.sun.com/ プレスリリース http://jp.sun.com/company/Press/release/2004/0518.html 東京フォレックス・フィナンシャル株式会社 http://www.tokyo-fxf.com/ ■ 関連記事 ・ Sun、JavaデスクトップOS次期版を5月に提供開始（2004/04/23） ・ 英政府、SunのJavaデスクトップシステムを採用へ（2003/12/09）
（ 朝夷 剛士 ）
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