マイクロソフト株式会社と日本ユニシス株式会社は5月19日、Windows Server 2003 Datacenter Editionユーザー向けの新たなサポートサービス「Datacenter High Availability Program for Windows Server 2003 Datacenter Edition」の運用開始を発表した。
Datacenter High Availability Programは、基幹業務向けとしてシステムの可用性向上を目指したサポートサービス。2000年9月よりアメリカで開始されたDatacenter Edition向けサポートプログラムでのノウハウとフィードバックをもとにしている。
サービスでは、ハードウェアコンフィグレーション認証プロセスの見直しと、構成テストの効率化により拡張性と信頼性のあるシステムを提供する。また稼働環境と運用体制に関する監査を行い、要件を満たしたシステムを「Datacenter Program Server」と認定することで、潜在的な障害要因を排除する。
両社がWindows 2000 Datacenter Serverユーザー向けとして2001年2月に設置したサポートセンター「Joint Support Queue」では、導入前後のサポートが中心だったが、本サービスでは運用開始後も構成変更などを管理して高可用性を実現するという。
東京・笹塚のマイクロソフト社内には、日本ユニシスのエンタープライズサーバー「Unisys Enterprise Server ES7000」が設置されており、専任技術者を常駐させ、24時間365日体制のサポートを両社共同で提供する。
今後は64ビット版のWindows Server 2003 Datacenter Edition、またその上で稼働するSQL Server 2000などのマイクロソフト製品についてもサービス提供を順次拡大していく。