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NEC、電子文書の“完全性”を保証するソフトウェアの最新版を発売


 日本電気株式会社(以下、NEC)は、文書データの完全性を保証するソフトウェア「PKIサーバ/Carassuit原本保管サーバ Ver2.0」を5月26日より発売、7月下旬より出荷する。価格は700万円からで、同社では今後3年間で100サーバーへの販売を見込んでいる。

 PKIサーバ/Carassuit原本保管サーバは、申請書や契約書、電子カルテやレントゲン写真、CADの完成デザインといった重要文書のデータが、改変されていないことを保証するソフトウェア。

 新バージョンでは、コンテンツの長期保存や完全性の確保に適したEMCジャパン株式会社のストレージ製品「Centera」との連携により、ハードディスク障害によるデータの破壊・消失のほか、故意や過失によるデータの改ざん、削除などを防止する。またセイコーインスツルメンツ株式会社が提供する時刻認証サービスや、第三者機関が運営するタイムスタンプ局から、タイムスタンプを取得することで、電子文書の信頼性を高める機能を新たに備えている。

 さらにデータの保存を行う際に、認証局発行の証明書失効リストや認証局自身の証明書など、文書に付加する電子署名の有効性に関する証拠情報を自動収集し、さらに証拠情報の長期保存においてのXML標準規格「XAdES(XML Advanced Electronic Signatures)」にも新たに対応している。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0405/2602.html
  PKIサーバ/Carassuit原本保管サーバ
  http://www.sw.nec.co.jp/solution/osusume5/Information_leakage/pki.html


( 岩崎 宰守 )
2004/05/26 21:02

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