株式会社アイ・ティ・フロンティアは6月3日、米VMwareと代理店契約を締結し、サーバー仮想化ソフトウェア「VMware」製品群の販売・サポートを行うと発表した。
VMwareは、1台のIAサーバーを仮想的に複数のサーバーとして利用できるソフトウェア。国内ではNECやネットワールドなどが代理店として販売を行っているが、アイ・ティ・フロンティアもこれに加わる。
製品ラインアップは、(1)1台のIAサーバー上で複数のOSを同時に稼動させることができる「VMware ESX Server2.1」、(2)OS上に仮想的なIAサーバーを構築する「VMware GSX Server3」、(3)デスクトップOS上で、ほかのOSを動作できる「VMware Workstation4.5」がある。
同社からの提供価格は、VMware ESX Server2.1が600,000円/2CPU、年間サポートが170,000円/2CPU。VMware GSX Server3が450,000円/2CPU、年間サポートが120,000円/2CPU。VMware Workstation4.5が29,000円。アイ・ティ・フロンティアでは、今後3年間で50億円の売上を目標としている。
なお、米VMwareは2003年12月に米EMCに買収されている。
■ URL
株式会社アイ・ティ・フロンティア
http://www.itfrontier.co.jp/
ニュースリリース
http://www.itfrontier.co.jp/news/news_01.cfm?no=136
製品情報
http://sirius.itfrontier.co.jp/vmware/home/index.cfm
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( 朝夷 剛士 )
2004/06/03 19:08
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