エフストリーム株式会社は、ファイル管理プラットフォーム「MVFS」をASPサービスとして6月8日より提供する。料金は初期費用が30,000円、ストレージ容量10GB、20ユーザーで100,000円/月から。
MVFSは、ファイルとユーザーの管理にオブジェクトデータベースを用いることでストレージのファイルシステムを仮想化し、複数ストレージシステムを組み合わせた数TBレベルの大規模ファイルシステムを、数千人以上で利用できるファイル管理プラットフォーム。
オブジェクトデータベースでは、ストレージ上のディレクトリやファイルの構造をマッピングしているため、クライアント用ソフトウェア「Nomadique」からは、OSファイルシステムと同様のアクセスが可能となっている。またデータベース内には各ファイルへのアクセス権をユーザー/グループごとに設定でき、それぞれ操作履歴の保存も行える。
さらにファイルのバージョン管理やチェックイン/アウトも可能となっているため、単なるファイルサーバーとしての利用にとどまらず、コンテンツ管理システム(CMS)としても活用できる。また通信はオプションによりSSL暗号化も行えるため、リモートでのアクセスにも対応する。
ファイルは一度クライアント側のローカルにキャッシュされるほか、ロードバランシングや冗長構成にも対応するため、大規模ユーザーの利用が可能な可用性と拡張性も実現している。
なお同社では、1カ月間有効のアカウント10名分と10GBの容量をデモ用として提供している。
■ URL
エフストリーム株式会社
http://www.fstream.net/
( 岩崎 宰守 )
2004/06/08 10:04
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