三菱電機株式会社は、PDF文書にインターネット経由で署名することにより、電子契約・電子申請を行える電子署名ソフトウェア「三菱電子署名サーバシステムMistyGuard SignedPDF Interactive Server」を6月9日より発売する。価格は1サーバー、10クライアントの基本パックが105万円。
同社では、官公庁の各種申請手続、金融機関の金銭消費貸借契約、建設業での注文書と注文請書の交換などの用途向けに、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社を通じて販売を行い、2004年度中に100システムの提供を目標とする。
SignedPDF Interactive Serverでは、入力された見積情報などからPDF形式の注文書を自動生成し、これに発注元が電子署名を行ってサーバー内にファイリングされる。契約先はインターネット経由でこれにアクセスすることで、署名の検証と請負の電子署名付与が可能になる。
ブラウザプラグインを用いたWebブラウザ経由でサーバー上の文書に電子署名を行う形とすることで、クライアント側にはPDF作成・電子署名ソフトウェアが不要になった点が特徴。製品はサーバーソフトウェア「SignedPDF Server」、電子署名の検証と付与が可能なクライアントソフトウェア「SignedPDF」からなり、電子署名検証のみを行うクライアントソフトウェア「SignedPDF Verifier」は無償配布される。
なおWebアプリケーションとの連携開発が可能なJava APIも提供される。対応OSはWindows 2000 Server/Server 2003で、Java 2 Platform Standard Editionが別途必要になる。
■ URL
三菱電機株式会社
http://www.MitsubishiElectric.co.jp/
( 岩崎 宰守 )
2004/06/08 12:01
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