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NTTデータ、PC内の余剰性能をLAN内で利用する「cell computing」システムを発売


 株式会社NTTデータは、PC内の余剰性能をネットワークを通じて利用する「cell computing」のLAN内利用向けシステム「cell computing BOX」を6月9日より発売する。価格はPC100台まで利用できる標準セットが850万円。同社では2004年度中に、バイオ分野を中心に20セット程度の販売を目標としている。

 cell computing BOXは、Celeron 2.0GHz、1GBメモリ、120GB HDD構成のIAサーバー「IBM eServer xSeries 205」に、OS(Red Hat Linux)、データベース(IBM UD2 UDB V7.2)、Webサーバー(Apache)、米United Devicesの「GridMP」を基にしたグリッドミドルウェア、Webベースのシステム・ジョブ管理ツールをインストールした形で出荷される。

 そして計算処理を行わせるネットワーク内のPCに、メンバーソフトウェアをインストールするだけで、グリッドシステムの利用が可能となる。サーバー間通信にはTCPポートは80/443が利用される。メンバーソフトウェアの対応OSは、Windows 98/Me/NT 4.0 SP5/2000/XP。

 利用可能なアプリケーションは、標的タンパク質と医薬候補分子のドッキングシミュレーションとしてアクセルリス株式会社より提供される「LigandFit」、DNAやタンパク質のアミノ酸の生物学的に意味のある配列パターンを検索する「HMMER」の2つのバイオ分野向けソフトウェアがバンドル提供される。

 今後はClustal-Wや他分野のほか、Microsoft Excelで計算アプリケーションを作成できる連携キットが9月末ごろ提供される予定。またアプリケーション開発用の情報も順次Webサイトより提供されるとのこと。

 なお米United Devicesにより行われたインターネット型の実験システムでは、2003年1月の時点でPC100台利用時に135Gフロップスの性能を記録したとのこと。



URL
  株式会社NTTデータ
  http://www.nttdata.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.nttdata.co.jp/release/2004/060800.html
  cell computing
  http://www.cellcomputing.jp/


( 岩崎 宰守 )
2004/06/08 18:17

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