日本電気株式会社(以下、NEC)と、NECソフト株式会社、アルプス システム インテグレーション株式会社(以下、ALSI)の3社は6月9日、社団法人電子情報技術産業協会JEITA/ECセンターが2003年12月に発表した、企業間コラボレーションを実現する新EC(電子商取引)標準「ECALGA(イカルガ)」対応ソリューションの分野で提携したと発表した。
3社は、この提携に基づき(1)受発注データのやりとりを行う「ECALGA対応ECソリューション」、(2)納入仕様書をはじめとする技術データのやりとりを行う「ECALGA対応CPCソリューション」を開発し、主に電気・電子機器業界を対象に販売を開始する。
ECソリューション、およびCPCソリューションは、受発注データや製品の技術関連情報のやりとりを電子化することで、発注者・受注者間のSCM強化や市場ニーズをいち早くとらえた製品設計などを実現するもの。また、データをやりとりする相手先に応じて、ECALGAでの接続だけでなく、RosettaNet(ロゼッタネット)での接続も可能とする。
これらソリューションは、ALSIの協力のもとNECソフトが開発、NECが販売を担当。ユーザーの企業規模や運用形態に合わせてSIサービス・ASPサービスが用意される。またNECでは、中堅製造業向けERPパッケージ「EXPLANNER/J」と組み合わせることで、EDI活用だけでなくユーザー企業間連携の強化や業務の効率化、生産性向上、市場変動対応力の強化などを実現する総合的なソリューション提案を推進するとしている。
価格は、SIサービスが500万円から、ASPサービスが月額4万円から。3社では今後3年間に約1,000社への販売を見込んでいる。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
NECソフト株式会社
http://www.necsoft.co.jp/
アルプス システム インテグレーション株式会社
http://www.alsi.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0406/0901.html
( 朝夷 剛士 )
2004/06/09 11:56
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