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マイクロフォーカス、COBOL開発環境の最新版を発売


 マイクロフォーカス株式会社は、UNIX/Linux版COBOL開発環境の最新版「Micro Focus Server Express 4.0J」と、実行環境「Micro Focus Enterprise Server for UNIX/Linux」を6月30日より発売する。

 開発環境の価格は、x86 Linux版が1ユーザー472,500円から、その他のLinux/UNIX版が5ユーザー2,362,500円から。また実行環境は、「Micro Focus Enterprise Server for UNIX/Linux」と「Micro Focus Application Server for Server Express」の1CPUライセンスが3,780,000円から、10プロセスライセンスが340,200円から。

 同社では、本製品により既存COBOL資産の有効活用による開発期間の短縮やTCO削減を実現するとしており、2003年度に開発環境3,000ライセンスの販売を目標としている。

 開発環境のMicro Focus Server Express 4.0Jでは、COBOLによるXMLアクセスとダイレクトなWebサービスを新たにサポートした。また既存のCOBOLロジックをEJB化することで、J2EE準拠のJavaと連携する「Micro Focus J2EEコネクタ」、既存COBOLインターフェイスからWebサービス/EJBへのインターフェイス変換支援ツール「Interface Mapping Toolkit」を新たに備えた。さらにISO2002規格準拠のオブジェクト指向COBOL構文、Unicodeデータ型に対応した。このほか64ビットJavaとの相互運用も可能になった。

 実行環境のMicro Focus Enterprise Server for UNIX/Linuxでは、既存COBOLアプリケーションを活用したWebサービスと、EJB化したCOBOLロジックを分散環境で実行するためのシステム構築を可能としている。

 x86環境でのサポートOSは、SUSE LINUX Enterprise Server 8、Turbolinux Enterprise Server 8、Red Hat Enterprise Linux AS/ES/WS 3.0、MIRACLE LINUX 3.0。またその他のUNIX環境としてAIX、Solaris、HP-UX、Tru64を、Linux環境としてzSeries Linux(SUSE LINUX Enterprise Server 8)にも対応する。



URL
  マイクロフォーカス株式会社
  http://www.microfocus.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.microfocus.co.jp/press/archives/040614.asp
  Micro Focus Server Express
  http://www.microfocus.co.jp/products/serverexpress/


( 岩崎 宰守 )
2004/06/14 15:02

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