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アンテナハウス、文書ファイルのHTML自動変換ソフトウェアの最新版を発売


 アンテナハウス株式会社は、Office文書などをHTMLファイルへ自動変換するライブラリの最新版「OfficeHTMLFilterV1.1」を6月14日より発売する。価格は1サーバー1CPUのライセンスが210,000円で、同社ではOEM、ASPでの提供も行う。

 OfficeHTMLFilterは、サーバーで文書ファイルの種別を自動識別し、一括してHTMLファイルへ変換を行うソフトウェア。識別可能なファイル形式はWord、Excel、PowerPointのほか、リッチテキスト(RTF)、PDF 1.0~1.4、PageMaker6.0/6.5、QuarkXPress 3.3/4、一太郎Ver.4~11、OASYS、Lotus 1-2-3、AppleWorks/ClarisWorks、WordPerfect、AutoCAD、HTML、XMLなど多岐にわたる。

 出力されるHTMLはHTML Ver.4.01 CSS Level2(Cascading Style Sheets)の仕様に沿ったもので、CSSの外部ファイルとして、またExcelやPowerPointのスライドやシートごとの出力が可能だ。文字コードはデフォルトでUTF-8出力となり、Shift_JIS、EUC-JP、EUC-JP-FIX、ISO-2022-JPの日本語、また英語や韓国語、中国語の文字コードでの出力にも対応している。

 変換の際には独自ソフトウェアで解析するため、Officeアプリケーションなどを別途使用する必要がなく、マルチスレッドでの出力にも対応する。またマルチプラットフォームでの動作を前提に設計・開発されているため、高い移植性を備えている。同社では、WebブラウザからのOffice文書閲覧システムや、異なる文書やデータを変換してHTMLで共有・管理できる文書管理システムなどの用途向けとしての販売を行いたい考え。

 新バージョンとなるV1.1では、これまでのC、Java、.NETに加えCOMインターフェイスが追加された。また元文書のフォントや段落などのスタイル情報を無視したシンプルなHTMLの出力オプションを新たに備えた。このほかWindows版ではWMF/EMF形式画像ファイルのPNG変換が可能になり、これまでWebブラウザで表示できなかった画像の表示に対応した。

 製品は対応OS別に、Window NT 4.0 Workstation/Server、Windows 2000 Pro/Server、Windows Server 2003、Windows XP Proで動作がサポートされるWindows版、Solaris/SPARC 2.5/2.6/7/8/9で動作がサポートされるSolaris版、Red Hat 7.3/8.0、MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1での動作がサポートされるLinux版の3種類がラインアップされている。



URL
  アンテナハウス株式会社
  http://www.antenna.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.antenna.co.jp/news/OfficeHTMLFilterV11-20040614.htm
  OfficeHTMLFilterV1.1
  http://www.antenna.co.jp/ohf/


( 岩崎 宰守 )
2004/06/14 19:26

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