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HDE、ホスティング事業者向けのLinuxサーバー管理ソフトウェア最新版 |
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HDE Controller 3.5 ISP Editionは、バーチャルドメインの管理に対応するホスティング事業者向けのLinuxサーバー管理ソフトウェア。Webベースのコンソールにより、コマンド不要の管理が行える。 バーチャルドメインの作成はウィザード形式のほか、CSVによる一括追加も可能となっている。このほかISP Edition独自の機能としては、ドメインごとの帯域制御やアクセス制御、スパムデータベースの参照によるオープンリレー排除などがあり、大手ISPのNiftyや、GMOなどのホスティング事業者などで数多くの採用実績がある。
また自己監視機能では、これまでのしきい値によるアラート通知だけでなく、運用状況のグラフ表示に対応した。バーチャルドメインごとに任意のログを監視し、アラート通知することも可能になった。 先行して発売されているHDE Controller 3.5 Personal/Professional/LG Editionと共通の機能強化点として、PostgreSQLによる簡易データベース管理機能によるユーザーの作成や権限の編集が可能になったほか、up2dateやturbopkgへの対応によるコンソールからのOSアップデート機能なども新たに備えている。 またQoS対応によるサービスレベルの確保、POP over TSL/SSLへの対応によるサーバー－クライアント間のメール受信経路暗号化などの機能も強化されている。 対応するLinuxディストリビューションはRed Hat Enterprise Linux AS 2.1/3.0、同 ES 2.1/3.0、同 WS 3.0、 Red Hat Linux 7.2/7.3/9、Turbolinux 8 Server、MIRACLE LINUX Standard Edition v2.1。また今後発売予定のMIRACLE LINUX v3.0、Turbolinux 10 Serverについても対応していく予定。 なお管理コンソールではJavaScriptが用いられているため、Windows上のIE 6.0環境のみがサポートされる。 このほかSun Cobalt RaQ3/RaQ4/RaQ550のユーザー向けとして、設定などの環境を移行できるツールがISP Editiionでのみ無償提供される。RaQ3とRaQ4は2004年中に、RaQ550は2006年初頭にもサポート期限の停止を迎える予定となっており、同社では既存ユーザーに加え、Cobalt RaQ3/RaQ4/RaQ550ユーザーにも優待価格での販売も行うことで、年間3,000本の販売を目標としている。 Sun Cobaltは2003年11月20日に販売終了したLinuxベースのサーバーアプライアンス。HDEによればCobaltシリーズ全体で国内に約10万のユーザーが存在するという。搭載するWebベースの管理ソフトウェアは、オープンソースの「Blue Quartz」として開発が続けられるなど根強い人気があり、これを搭載したアプライアンスも製品化されている。 ■ ＵＲＬ 株式会社ホライズン・デジタル・エンタープライズ http://www.hde.co.jp/ プレスリリース http://www.hde.co.jp/press/pressrelease/release.php?rd=200406171 HDE Controller ISP Edition http://www.hde.co.jp/controller/isp/ ■ 関連記事 ・ HDE、Linuxサーバー管理ソフトウェアの最新版を発売（2004/04/23） ・ HDE、官公庁向けLinuxサーバー管理ソフトをバージョンアップ（2004/05/18）
（ 岩崎 宰守 ）
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