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OpenOffice.org 1.1.2日本語版の起動画面
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オープンソースコミュニティOpenOffice.orgは6月21日、フリーの統合オフィスソフト「OpenOffice.org 1.1.2日本語版」をリリースした。現在、同団体のWebサイトより無料でダウンロードできる。
今回発表されたのは、2004年5月に発表した「OpenOffice 1.1.1」にいくつかの新機能と変更を加えたアップデート版。新機能としては、(1)dBASE形式データベースファイルのサポート強化、(2)対応言語の拡大(チェコ語版、デンマーク語版、フランス語版、ドイツ語版、スロバキア語版)、(3) XML形式による出力機能などの強化、(4)インターネットからフォント(欧文が主体)をダウンロードする「FontOOoオートパイロット」機能の追加、などが行われた。
また、(1)日本でのGIF関連特許の期限切れにともなってユーザー会ビルドで使用不可能となっていたGIF画像関連機能が利用が可能に、(2)「MS P明朝」など一部の日本語フォントを指定したドキュメントがPDF変換時に正しく出力されなかった不具合の修正、(3)Windows版でオンラインヘルプが文字化けしていた不具合の修正、などの変更がそれぞれ施されている。
対応プラットフォームは、Windows XP/2000/NT 4.0/Me/98、GNU/Linux(x86)、Solaris (x86)。また、英語版のみでLinux(PPC)版やSolaris(UltraSPARC)版、独自ビルドでFreeBSD版やMac OS X版が提供されている。
OpenOfficeは、オープンソースのオフィス統合ソフトウェア。ワープロ・表計算・プレゼンテーション・図形描画などのソフトウェアが統合されている。無償で入手できるほか、WindowsやLinuxなどで動作するマルチプラットフォームであること、Microsoft Officeの文書ファイルと互換性があることなどで注目を集めている。
■ URL
OpenOffice.org日本ユーザー会
http://ja.openoffice.org/
( 朝夷 剛士 )
2004/06/21 15:04
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