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NTTデータ、短期導入が可能な中小企業向けワークフローパッケージ


 株式会社NTTデータは、中小企業向けワークフローシステム構築パッケージ「OpenCube Lite」を6月21日より発売する。対応OSは、サーバー側がWindows Server 2003/2000 Server、クライアント側がWindows XP/2000。このほか、サーバーではSQL Server 2000もしくはMSDE 2000が、クライアントにはIE6やOffice 97以降が必要。

 ワークフローシステムとは、申請・稟議(りんぎ)のような、業種業界に特化せず、一般的で、かつ最も煩雑になりがちな業務をシステム化したもの。回覧時間の短縮や、ドキュメントの体系立てた管理を可能にするなどのメリットがある。しかし従来のワークフローシステムでは、初期構築に3~6カ月かかる上、導入後に変更・修正を行おうとした場合、軽いものでもシステムベンダや専門的な知識を持った情報システム部門へ依頼する必要があるなど、中小企業にとっては初期構築時や導入後の費用負担が大きく、導入が難しかったという。

 そこでOpenCube Liteでは、導入期間を約1/10程度に短縮するとともに、初期・運用コストの大幅な削減を目指した。具体的には、あらかじめ各種業務向けに50種類のWeb画面(帳票)、印刷帳票を用意。また、入力/参照Web画面(帳票)や印刷帳票をコーディングなしに作成可能なため、エンドユーザー側で変更や新規作成を行えるほか、回覧/申請のルート設定や各プロセスの処理権限、分岐条件の設定も、コーディングなしで行うことができる。加えて、必要な情報を特定のデータベーステーブルに出力できるため、基幹システムへの入力など、データの二次利用も簡単にできる。

 NTTデータでは、同製品を特約店経由で数百人から数千人規模で利用する企業向け販売し、3年後に250社への導入を目指すとしている。



URL
  株式会社NTTデータ
  http://www.nttdata.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nttdata.co.jp/release/2004/062100.html


( 石井 一志 )
2004/06/21 19:10

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