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NTT東、企業内のPCを一元管理するアウトソーシングサービス


 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東)は、PCを一元管理してセキュリティ対策やIT資産管理の効率化を行う「デスクトップ管理ソリューション」を、6月28日より提供開始する。このソリューションの中核部分は、NTT東とそのグループ企業のPC、45,000台を一元管理することを目的として構築されたもので、そこで培われたシステム構築のノウハウを体系化して、顧客に対しても提供する。

 デスクトップ管理ソリューションでは、コンサルティング、システム構築、保守サービス、運用代行サービスまでをワンストップで提供するソリューション。PCの購入から廃棄までのライフサイクル管理作業の自動化、購入・廃棄の際のデータ設定、ソフトウェアなどの更新、利用者からの問い合わせ対応、といった業務を、NTT東が代行する。

 具体的には、PCのセキュリティパッチやウイルス対策ソフトのパターンファイル適用状況を調査したり、一斉配信したりといったサービスに加え、IT資産管理とレポート作成、PC内のHDD利用状況調査やレジストリを含めた環境の改変、アプリケーション配布などのサービスが提供される。

 また、すでに顧客企業にIT資産管理システムが導入されている場合でも、それらの資産データをインポートでき、データベースを固定資産の現況調査などに利用できるため、効率的な資産管理を行えるという。なおこれらのシステムの大部分は、ISMS認証を取得しているNTT東の「Ephelioデータセンタ」内に設置され、高速ネットワークを用いて提供される。

 同ソリューションの価格は、PC1,000台規模での運用代行サービスが、クライアントPC1台あたり1,600円/月から。コンサルティング、構築、保守などの費用は個別見積となる。NTT東では、従来から提供している企業向けセキュリティソリューションなどとともに、3年間に200億円の売上を見込んでいる。



URL
  東日本電信電話株式会社
  http://www.ntt-east.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.ntt-east.co.jp/release/0406/040625a.html


( 石井 一志 )
2004/06/25 16:18

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