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アドビ、IDPに各種機能を付加するサーバーソフトウェア製品群


 アドビシステムズ株式会社は7月5日、PDFとXMLを中心とした「Adobe Intelligent Document Platform(以下、IDP)」を拡充し、ビジネスプロセスの自動化を支援するサーバーソフトウェア製品群「Adobe LiveCycle」を発表した。

 Adobe IDPは、XMLとビジネスロジックのフロントエンドとしてPDFを用いるプラットフォーム。Adobe LiveCycleは、これにドキュメント作成機能、コラボレーション機能、プロセスマネジメント機能、ドキュメントセキュリティ機能といったサービスを提供する。

 これにより同社では、手動で行われていたプロセスをアプリケーションに統合して、顧客とのコミュニケーションの向上、社内業務効率の改善、規制への対応などを実現するとしている。

 Adobe LiveCycleは、7月5日より出荷のAdobe Reader Extensions Serverのほか、8月出荷予定のAdobe Designer、Adobe Form Server、Adobe Document Security Server、第4四半期中提供予定のAdobe Form Manager、2005年上半期提供のAdobe Policy Serverの各製品で構成される。

 J2EEとXMLをベースにした共通アーキテクチャに基づき、IBM WebSphere向けに最適化されている。またJBossでの利用にも対応するほか、2005年上半期にはBEA WebLogicにも対応する予定。OSはWindows、Red Hat Linux、Solaris、HP-UXをサポートし、同じく2005年上半期までにSUSE LINUXにも対応予定。



URL
  アドビシステムズ株式会社
  http://www.adobe.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.adobe.co.jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200407/20040705idplivecycle.html

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( 岩崎 宰守 )
2004/07/05 17:03

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