日本アイ・ビー・エム株式会社は、製品の生産、商品、物流、取引先、取引条件といった情報を統合管理するためのミドルウェア「IBM WebSphere Product Center V5.0」を7月5日より出荷する。2CPU構成時の価格は、サーバーライセンスが1CPUあたり27,720,000円/年、ユーザーライセンスが231,000円/年。
WebSphere Product Centerは、IBMがTrigo Technologiesを買収後に初めて提供する製品。無線ICタグや、社内システムや社外取引先から製品情報を同期する規格「GDS(Global Data Synchronization)」といったさまざまな業界規格に対応している。
そして収集した製品の生産、商品、物流、取引先、取引条件といったサプライチェーンにおける情報を、Webサーバー、ECサーバー、電子カタログ、キオスク、POSシステム、モバイル機器、ポータル、業界特化型アプリケーションなどのさまざまな対象に、業務上の役割に応じてタイムリーに送信できる。
これにより企業では、製品情報を効率的に管理し、パートナーにも提供が可能になる。同社では在庫の圧縮、納期短縮、顧客満足度の向上による業務の生産性向上とコスト削減が実現するとしている。
製品の提供にあたっては、新日鉄ソリューションズ株式会社と協業し、流通分野、営業・マーケティング分野、戦略調達分野を中心に販売を行っていく。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース
http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2004/07062
IBM WebSphere Product Center
http://www-6.ibm.com/jp/software/websphere/prodinfomgmt/
( 岩崎 宰守 )
2004/07/06 19:59
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