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住民の声を蓄積できる地方公共団体向けインターネット行政相談システム
NECソフト株式会社は7月12日、地方公共団体が住民側からの質問・相談に対する受付・回答をインターネット上で行う電子行政相談システム「参声広場」と、地方公共団体が地域住民に対して迅速に情報伝達を行うメール情報配信システム「電言郵便」の販売を開始した。
参声広場は、住民からの質問・相談の受付・回答から質疑情報の蓄積まで、行政相談にかかわる事務をトータルにカバーする。住民はWebサイト上から相談先を選択して質問・相談内容を記入することで、内容が電子メールで行政側に通知される。行政側もWebサイト上から回答することで自動的に電子メールで送信される。これらの質疑のやりとりはデータベースに蓄積され、あらかじめ住民が公開可能としたものはQ&A形式でWebサイトにて公開・検索することができる。
一方「電言郵便」は、地域社会におけるインターネットを利用した連絡網システム。緊急時にはリモート発信機能を装備しているため、受信を希望する住民のパソコンあるいは携帯電話などのメールアドレスに必要情報を配信できる。また平常時においても、メールマガジン配信機能による連絡網システムとして活用できる。管理はWebブラウザから容易な操作で行える。
両製品のシステム推奨環境は、サーバーがWindows 2000 Server以上でIIS 5.0以降、およびSQL Serverが動作する環境。価格は、それぞれ100万円(税別)。同社では、今後1年間にそれぞれ30セットの販売と、SI・保守を含めそれぞれ1億円の売上を見込んでいる。
なお、同社は両製品を7月14日から7月16日までの3日間、東京ビッグサイトにて開催される「自治体総合フェア2004」に出展する予定とのこと。
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URL
NECソフト株式会社
http://www.necsoft.co.jp/
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( 朝夷 剛士 )
2004/07/12 12:56
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