日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、ITリソースを自動配分するソフトウェアの最新版「IBM Tivoli Intelligent Orchestrator V2.1」日本語版を7月13日より発売する。価格は530,880円/1CPUから。
Tivoli Intelligent Orchestratorは、アクセスの増加や負荷の増大に応じて、仮想化したITリソースの余剰分を動的に割り当てるソフトウェア。対象とするITリソースはサーバー、OS、ミドルウェア、アプリケーション、ネットワークで、新バージョンとなるV2.1ではストレージのプロビジョニングを新たにサポートした。
これらのリソースそれぞれの稼動率やワークロードにモニターし、サービスの優先順に基づいて無停止でリソースを追加することで、サービスレベルの維持・向上が可能となる。さらにサーバー稼働率の向上により、TCO削減も期待できる。
このほか、プロビジョニング機能を「IBM Tivoli Provisioning Manager」として単体で利用もできる。動作OSは、Windows 2000 Server、AIX 5.2(64-bit)、Red Hat Linux AS 2.1。
なお、住商情報システム株式会社のデータセンター「netXDC」にすでに導入され、サーバー、OS、ミドルウェア、アプリケーション、ネットワーク機器、ストレージなどの導入作業も自動化している。また今後は、負荷のピーク時や災害、障害時に、処理に応じてリソースを自動的に最適化する環境を実現していくという。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
ニュースリリース
http://www.ibm.com/news/jp/2004/07/07132.html
( 岩崎 宰守 )
2004/07/13 11:54
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