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NEC、データセンター内の情報機器を自動制御するグリッドミドルウェアを開発 |
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日本電気株式会社は7月23日、データセンター内の情報機器を自動的に制御するグリッドミドルウェアを開発したと発表した。今回発表された技術は、同社のVALUMO製品群に取り入れ、VALUMOの自律制御、グリッド制御の基盤として活用される予定。 今回発表されたのは、データセンター内のサーバーなどのIT機器、ネットワーク機器、業務アプリケーションを一元的に管理し、システムの負荷状況などの環境変化に呼応して、業務システムへのリソース配分を自律的に行うグリッドミドルウェア。 このグリッドミドルウェアは大きく2つの技術により実現している。ひとつは、IT機器、ネットワーク機器および業務アプリケーションの制御方針を記述したポリシーを相互連携させることにより、負荷状況に応じて各業務システムへの最適なリソース配分を自動的に決定するポリシー連携自律制御技術。もうひとつは、ポリシー連携自律制御技術のリソース配分を実行する際に、リソースの割当・削除といった高レベルなポリシー記述から、これを実現するための具体的なIT機器やネットワーク機器の設定変更手順を、機器ベンダーの違いやネットワーク構成に依存せずに導き出すIT/ネットワーク仮想化技術。 このグリッドミドルウェアにより、システム運用管理方針を記述したポリシーを基に自律的なリソース制御を実現できるため、業務システム全体のリソース利用効率の向上と運用管理コストの軽減が可能になるとのこと。同社では、今回の成果とともに、同社が参加している経済産業省ビジネスグリッドコンピューティングプロジェクトの成果を併せて、今後のグリッド技術の研究開発を推進していくとしている。 ■ ＵＲＬ 日本電気株式会社 http://www.nec.co.jp/ プレスリリース http://www.nec.co.jp/press/ja/0407/2302.html
（ 福浦 一広 ）
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