日本オラクル株式会社は7月26日、分散した顧客情報を統合管理するソフトウェア「Customer Data Hub」の出荷を開始した。
Customer Data Hubは、同社製・他社製を含む業務アプリケーションの稼動するシステムがそれぞれで管理する顧客データを統合し、複数のアプリケーションで共有して利用可能な顧客データベースシステムを構築する。また、データの追跡管理をおこなう機能「Oracle Customers Online」を搭載し、統合されたデータと元のデータの連携が可能。統合されたデータに変更があった場合も、元データに対してその変更を反映させることができ、データの不整合を防ぐことが可能となる。
さらに「Oracle Data Librarian」機能により、複数の顧客データベース内で存在する同一の顧客情報に対しての重複チェック、名寄せやフォーマットの統一など、データの品質管理を行うことも可能。このほか「Oracle Application Server 10g」と組み合わせることで、同製品のデータ連携機能である「InterConnect」を利用し、複数ベンダーのシステム環境に分散する顧客データの統合をより効率的に行うことができる。