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NEC、コンタクトセンター向け音声データ検索・抽出ソフト「VoiceSearch」


 日本電気株式会社は8月4日、音声データ高速検索システム「VoiceSearch」の販売活動を開始すると発表した。価格は、1サーバーの場合のソフトウェアライセンスで460万円から。出荷開始は9月1日の予定。

 VoiceSearchは、米NEXIDIA社の音声検索エンジンを採用した音声データの検索・抽出ソフトウェア。コンタクトセンターなどの通話音声データから指定したキーワードが含まれる会話部分を検索・抽出することで、顧客の「生の声」に基づいた顧客対応状況やニーズ動向などの分析ができ、顧客応対の品質向上、市場ニーズに即した事業活動・新商品開発などを実現できる。

 主な特長として、1)7時間分の通話データを1秒以内で高速検索が可能、2)多種の音声フォーマットに対応しており、各種録音システムとの連携が容易、3)単語登録などの辞書チューニング作業が不要、4)米政府機関をはじめとした豊富な導入実績を持つ米NEXIDIA社の音声検索エンジンによるグローバルな信頼性、などがある。

 同社ではパートナー企業と連携し、VoiceSearchを活用したソリューションの強化を図る。第一弾として、NECマグナスコミュニケーションズ株式会社の通話録音システム「NiceLog」と組み合わせたソリューションを提供するとしている。また、同社のインターネットサービス「BIGLOBE」のコンタクトセンターで、VoiceSearchのトライアル導入を行うとのこと。

 同社では、今後3年間で300システムの販売を見込んでいる。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0408/0402.html


( 福浦 一広 )
2004/08/04 12:00

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