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市販のIAサーバーとRAIDシステムを用いるNASプラットフォーム |
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ExaStoreは、マルチベンダーのIAサーバーとRAIDシステムを用いてNASを構築できるソフトウェアプラットフォーム。システムはIAサーバーを2台用いるActive－Active型のクラスタ構成が基本となり、その下に任意のRAIDサブシステムを接続する形となる。 このためI/O負荷の分散や障害ノード停止時のフェイルオーバーが標準で可能になっており、24時間365日無停止のシステムを実現している。さらにRAIDサブシステムを複数接続することで、データを平衡化して保存する分散ファイルシステムの機能を利用できる。 またUNIXのNetwork File System（NFS）、WindowsのCommmon Internet File System（CIFS）、MacintoshのApple Talk File Protocol（AFP）といったファイルプロトコルに対応しており、それぞれを混在して利用できる。またストレージ領域は、ユーザーから仮想化された単一のストレージとしての利用が可能となっている。
ネットワーク/ストレージの拡張上限は存在しておらず、RAIDシステムを追加した場合にも自動的にバックグラウンドでストレージ使用量を平衡化する機能も備えている。各ノードには最大で8GBのキャッシュメモリを搭載できるため、RAIDディスクのボトルネックも解消できる。 クライアントとサーバーノードとのデータ経路には通常のEthernetを利用し、クライアントを含む各構成機器を接続することになる。このほかさらに各ノード間を、NASを構成するVirtual IPとして別経路のネットワークで相互に接続する必要がある。サーバーノードとRAIDサブシステム間の接続は、FC SANが推奨されているが、ディスクバックアップ用としてシリアルATAディスクもサポート予定となっている。 管理コンソールはWebブラウザによるGUIでの操作が可能で、初期設定ウィザードによる容易な導入が可能となっている。またボリュームの割り当てやデータの再配置といった管理も自動化されており、アクセスユーザーに対する認証機能も備える。
米Exanet CEO Giora Yaron博士は、「デジカメやビデオといったデジタルデバイスの普及拡大により、情報へのアクセスは厳しく複雑なプロセスが必要になっている」とし、ExaStoreについて「ストレージを中央集中から分散型にすることを基本コンセプトに開発した」と述べた。 分散型ファイルシステムは、特許技術である独自のMesh技術により実現している。これにリアルタイム共有キャッシングを組み合わせることで、データアクセスのボトルネックを解消している。クラスタリング構成を標準とすることで、システムの無停止稼働と自動リカバリも可能となっており、同氏はこれらの機能により「ストレージ業界でのWindows PCのような位置付けを目指す」とした。 ■ ＵＲＬ ITXイー・グローバレッジ株式会社 http://www.e-globaledge.com/ 米Exanet http://www.exanet.com/jp/newsite/ NASソフトウェアプラットフォーム「ExaStore」 http://www.e-globaledge.com/storage/storage/
（ 岩崎 宰守 ）
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