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日立ソフト、Officeファイルを簡単にPDF化するソリューション


 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(以下、日立ソフト)は8月18日、Officeファイルを簡単な操作でPDFファイルに変換できるツール「Renopulse/Extension Client」を発表した。これは、アドビシステムズ株式会社が提供する「Adobe Document Server」を活用するためのソリューション「Renopulseシリーズ」に追加されるもの。なおRenopulse/Extension Clientは、同時に発売されたRenopulseシリーズの開発・実行基盤「Renopulse/Server Library」に同梱して提供される。価格は、両製品合計で296万円/CPU。

 Renopulse/Extension Clientは、Document Serverが持つPDF作成機能をクライアントから呼び出し、利用できるようにしたソフトウェア。文書ファイルをPDF形式に変換するソフトでは通常、クライアント数に応じてライセンス費用が発生するため、企業全体で利用することは困難だったという。しかし、Renopulse/Extension ClientのライセンスはサーバーのCPU単位で課金されるため、全社レベルでPDFの活用を促進できる。

 変換操作は単純で、エクスプローラ上で対象ファイルを選択し、マウスの右クリックで表示されるメニューの中から、PDFの変換を実行するだけ。PDF形式へは、Word/Excel/PowerPointの各マイクロソフト製品のファイルに加え、PostScriptファイルを変換できる。また同製品では、PDFへの変換の際に、印刷や編集の禁止、ファイルを開くためのパスワード指定など、一定の制限をかけることが可能なほか、透かしやヘッダ・フッタの挿入も行えるとのこと。



URL
  日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
  http://www.hitachi-sk.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi-sk.co.jp/News/News272.html


( 石井 一志 )
2004/08/18 15:38

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