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「オープン化にあわせて導入を」-Webベースの物流・倉庫管理パッケージ


SI営業部 コンサルタント 木原光輝氏

WebベースのW2MSシステムイメージ

導入価格の例
 フロンティア・ドメイン株式会社は8月25日、分散した倉庫の物流業務を一元管理するWebベースの庫内物流管理システムパッケージ「W2MS」の販売を開始した。年商50億円以上の国内大手~中堅企業で多拠点展開をする小売、量販、製造業をターゲットに旧来の基幹システムの入れ替えのタイミングで導入を進める構えだ。

 同社によると、W2MSは物流・倉庫管理ソフトウェア(WMS:Warehouse Management System)では「業界初」というJavaで構築されたWebベースのシステム。操作はすべてWebブラウザ上から行えるほか、共通基盤(P2M3/F)を使用しており操作を旧来端末と同様にマウスレスにするなどカスタマイズ用のパラメータを多数用意されているため、カスタマイズ工数を削減できるなど旧来型システムと比較して低コストで導入・運用が可能だという。

 また、無線ハンディターミナルと連動して入出庫や在庫関連業務のリアルタイム処理に対応する。プラットフォームはサーバーOSがUNIX、Linux、Windowsに対応しデータベースもOracleやSQL Serverなど主要なものをサポートする。

 ERPシステムとの連携も可能で、導入例として外資系電子部品メーカーにおいてSAPと連動したW2MSがすでに稼働しているほか、「ERPと言えるかわからないような中小規模向けシステムとの連携にも案件ベースで対応する」(SI営業部 コンサルタント 木原光輝氏)。

 パッケージライセンス価格は1サーバー700万円、導入総額はカスタマイズやサーバーなどハード・ソフトなどを含めて約2,000万円からで「従来システムと比較して最大で約50%低コストで導入可能」(SI営業部 部長 田村英之氏)としている。同社ではコスト削減を目的としたシステムのオープン化や2007年問題による旧来システムに対応できる技術者不足への懸念から、今後基幹システムのリプレースを検討する企業が増加すると見込んでおり、5年間で300ライセンスの販売を目標としている。



URL
  フロンティア・ドメイン株式会社
  http://www.frontierdomain.co.jp/
  ニュースリリース(PDFファイル)
  http://www.frontierdomain.co.jp/new/press040825.pdf


( 朝夷 剛士 )
2004/08/25 16:27

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