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マイクロソフト、Windows XP SP2を9月2日午前0時よりダウンロード提供 |
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自動更新機能による提供は9月29日から
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通常、同社のサービスパックや緊急度の高いパッチなどは、OSが備える自動更新機能を通じても同時に提供されるが、今回は企業ユーザーに評価期間が必要であることを考慮し、少し遅れて9月29日からの提供となる。また、すでに米国で提供されている、自動更新機能によるXP SP2へのアップデートを無効にするためのツールも、9月2日よりダウンロードセンターで公開される。 今回のXP SP2では、Windowsファイアウォール（現行のInternet Connection Firewallを改良）がはじめから有効になっているほか、新たに搭載された「Windowsセキュリティセンター」によって、前述のファイアウォール、サードパーティ製ウイルス対策ソフト、Windowsの自動更新機能、の各状況など、Windows XPのセキュリティ設定を一元管理できるようになった。 またIEの新機能として、ポップアップブロック、Active Xコントロールの自動インストール抑止などが搭載されたほか、Outlook Expressには、添付ファイルをより安全に処理できるように、その危険度に応じて警告を出す機能を付加している。 XP SP2プログラムの容量は、最大で約270MB。ただし、最新のセキュリティパッチ適用作業などを行っているユーザーは、XP Professionalで最低100MB、XP Homeで最低80MB程度で済むという。 ■ 郵便局や販売店店頭での配布も積極的に展開
さらに、ボリュームライセンス版でのXP SP2メディアの提供、パッケージ版のXP SP2版へのラインアップ変更、が順次開始されることに加え、各ベンダから提供されているWindows XPプリインストールPCに関しても、今秋の新モデルから、XP SP2が適用された形での出荷となる予定。これらの詳細なスケジュールに関してはまだ明らかにされていないが、マイクロソフトやPCベンダから、順次公開される見込み。 ■ XP SP2は重要なマイルストーン
一方、ゲストとして登壇した総務省の情報通信局 情報セキュリティ対策室 課長補佐、高村信氏は企業ユーザーに対して「今後はXP SP2がWindows XPの新しいベースラインになる。システム管理者に連絡して、なるべく早期にXP SP2を適用して欲しい」としたほか、管理者側に対しては「既存システムとの整合性をチェックして、なるべく早期にXP SP2適用が可能な環境整備をしてもらいたい」と強く要望していた。 ■ ＵＲＬ マイクロソフト株式会社 http://www.microsoft.com/japan/ プレスリリース http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2016 ダウンロードセンター http://www.microsoft.com/japan/downloads/ 各社のService Pack2 対応状況と互換性情報 http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/compatible/sp2/ ■ 関連記事 ・ 米Microsoft、Windows XP SP2などの新セキュリティ機能を発表（2004/02/25） ・ マイクロソフト古川氏、Windows XP SP2やSUS 2.0のセキュアな機能を紹介（2004/03/09） ・ マイクロソフト、Windows XP SP2 RC1をベータテスタ向けにリリース（2004/03/30） ・ マイクロソフト、Windows XP SP2 RC2の配布を開始（2004/06/21） ・ 米Microsoft、Windows XP SP2がRTM段階に（2004/08/09）
（ 石井 一志 ）
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