CommandCentralは、ストレージ管理をはじめとしたツール群を1つのコンソールから共通のフレームワークで利用でき、ITインフラの集中管理と運用の自動化・簡素化を実現するソフトウェア群。米国などではさまざまな製品がCommandCentralファミリーとしてリリースされているが、国内では今回が初めての提供となり、まず「VERITAS ComandCentral Availability 4.0」「VERITAS ComandCentral Service 4.0」「VERITAS ComandCentral Storage 4.0」の3製品(いずれも英語版)の提供が開始される。
ComandCentral Availability 4.0は、「VERITAS Cluster Server(以下、VCS)」のサービスレベルなど動作状況の表示や構成変更などの集中管理を行い、運用効率の向上とアプリケーションの可用性向上を実現する。監視対象となるVCSは、AIX用3.5/4.0、HP-UX用3.5、Linux用2.1/2.2/4.0、Solaris用1.3/2.0/3.5/4.0、Windows用4.0。なお、ComandCentral Availability 4.0は「VERITAS Global Cluster Manager」の後継製品にあたる。
ComandCentral Service 4.0は、ストレージ資産の管理やバックアップ、サービスレベル、コスト割当などの集中管理、ワークフローの自動化を行う。バックアップは同社の「Net Backup」「Backup Exec」と統合することができるほか「Legato Networker」や「IBM Tiboli System Manager」のバックアップジョブの監視にも対応する。また、ストレージを利用する事業所や部署単位でサービスレベルを設定したり、各セクションでの利用分のコストを算出しレポートすることができる。