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日本ピープルソフト、製造業関連の機能を強化したSMB市場向けERPパッケージ最新版
日本ピープルソフト株式会社は、SMB市場向けのERPパッケージ「PeopleSoft EnterpriseOne 8.10 日本語版」を9月21日より出荷する。
EnterpriseOneは、社内向けにに統合データソースへのシングルビューを提供し、サプライヤーやパートナーといったサプライチェーンの関係者をリアルタイムに接続することで、ビジネス状況の変化を捉えることが可能になるWebベースのERPパッケージ。ビジネスの優先度に応じて導入できる柔軟性も備える。
新バージョンとなるEnterpriseOne 8.10は、同社が買収した英J.D. EdwardsのERPパッケージ「J.D. Edwards 5」の最新版となっており、同社が統合後はじめて国内SMB市場向けに提供する製品となる。主に製造業関連の機能が強化されており、リアルタイムでの需要予測による生産性とサービスレベルの向上を実現している。
メーカーの生産計画の変更を管理する内示調整管理(Demand Scheduling Execution)では、差分の扱いなどをパラメータ設定とすることで、ルールの変更や、新規メーカーとの取引開始に迅速に対応できる。
また受注生産管理(Engineer to Order)では、個別の受注生産プロセスを一括してプロジェクトとして管理し、さらに関連業務と同期することで、納期管理・予実管理を徹底できる。
仕入先スケジューリング(Supplier Release Scheduling)では、仕入先への発注計画の作成・更新とWeb配信、これに対する注文確認や納期回答の受信機能をあわせて提供する。
PeopleSoft EnterpriseOneフィナンシャルマネジメントソリューションの拡張機能となる財務予算管理(Financial Forecasting and Budgeting)では、事業単位別の財務予測と予算管理を多年度にわたって行うことで成長パターンを検証し、仮説シナリオに基づいた意思決定と状況変化への対応を可能としている。
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URL
日本ピープルソフト株式会社
http://www.peoplesoft.co.jp/
プレスリリース
http://www.peoplesoft.co.jp/corp/en/about/press/int_press_release.jsp?doc=832EB5A1BD14ECE583256F1000073F00&language=jp
PeopleSoft EnterpriseOne
http://www.peoplesoft.co.jp/corp/jp/products/ent_one/
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( 岩崎 宰守 )
2004/09/15 17:52
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