有限会社スパークスシステムズジャパンは、UMLモデリングツール「Enterprise Architect」と連携して動作する要求管理ツール「RaQuest」を9月15日より発売する。価格は19,950円。同社では2005年4月末までに700本の販売を見込んでいる。
RaQuestは、要求項目の作成、優先度・リスク・担当者・期限などの属性管理、項目の進行状況管理が行える要求管理ツール。要求項目は属性に応じて一覧表示でき、入出力はHTML/CSV/Word/Excelの各形式で行える。また要求項目に変更理由や問題点に関するコメントを追加したり、関連ファイルやURLを関連づけた管理も可能だ。
要求項目同士の依存関係を図や一覧で表示できるほか、要求定義から要求変更時の影響範囲を追跡してマトリックス表示するといった基本的な要求管理機能も搭載している。これにより従来は文書ファイルなどを用い、手作業で行われていた要求管理の作業を簡素化・効率化できる。
動作にあたっては同社のUMLモデリングツール「Enterprise Architect 4.1日本語版」が必要になる。RaQuestで作成した情報はEnterprise Architectのプロジェクトファイル(リポジトリ)に格納され、要求を元にしてユースケース要素を作成し、要求変更に応じて同期するといったUMLモデリングに活用することもできる。
同社ではEnterprise Architectの登録ユーザー向けに、RaQuest試用版をダウンロード提供している。なお2004年10月末までに、英語版のEnterprise Architect試用版とRaQuest試用版を一般向けに提供する予定。対応OSはWindows 2000/XPとなっている。
■ URL
有限会社スパークスシステムズジャパン
http://www.sparxsystems.jp/
RaQuest
http://www.sparxsystems.jp/raquest.htm
( 岩崎 宰守 )
2004/09/15 17:52
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