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日本シーベル、CRMプラットフォームの最新版を発表


 日本シーベル株式会社は9月17日、CRMプラットフォームの最新版「Siebel 7.7 日本語版」を発表した。

 Siebel 7.7は、23の業種別アプリケーション、70以上のソリューション群、490の個別アプリケーションにより構成されるCRMプラットフォーム。Webサービスとオープン標準に準拠したUniversal Application Network(UAN)統合アーキテクチャを基盤としている。

 新バージョンでは、セールス、マーケティング、そのほかサービスの各アプリケーションにベストプラクティスを組み込み、さらにビジネスプロセス、各種統合アプリケーションの機能を強化したという。

 さらにSiebel Analytics 7.7では、SOAP APIによりWebサービスをサポートしたことで、XMLを用いた多次元データソースによる分析などが可能となったほか、誘導型分析機能、さらに広範囲の解析を行う業種別アプリケーション、DW管理コンソール、ETLのパフォーマンスが強化されている。またビジネスプロセスインテグレーション、モバイル/オフラインでの機能の追加、強化が行われた。

 このほかMicrosoft Outlook/Exchangeとの統合が強化されており、OutlookのレコードとSiebel形式のデータベースとのリンクにより、カレンダーや連絡先、To-Doリストなどのデータを同期できる。

 また業種別ソリューションでは「Siebel Automotive」、「Siebel Communications and Media」「Siebel Consumer Goods」、「Siebel Energy, Oil & Gas, and Chemicals」、「Siebel Financial Services」、「Siebel High Tech and Industrial Manufacturing」、「Siebel Life Sciences」、「Siebel Retail」、「Siebel Public Sector」、「Siebel Travel, Transportation, and Hospitality」のそれぞれで、機能が追加・強化されている。

 米Siebelでは新バージョンの開発にあたり、製品開発プロセスを測定、監視、追跡することで、展開や運用、設定、テストなどにおいて平均40%のTCOを削減したとしている。



URL
  日本シーベル株式会社
  http://www.siebel.com/jp/

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( 岩崎 宰守 )
2004/09/17 18:00

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