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日本オラクル、個人情報保護法にも対応する顧客管理システムの最新版


 日本オラクル株式会社は9月30日、顧客管理システム「Oracle Customer Relationship Management(以下、Oracle CRM)」の最新版を発表した。

 Oracle CRMは、企業と顧客、企業とパートナーとの関係創造や維持・発展など、企業活動の全領域にわたってサポートするソリューション。同社の顧客情報統合ツール「Oracle Customer Data Hub」とあわせて利用することで、個人情報保護法に対応した顧客管理システムを構築できるとしている。

 最新版では、企業のマーケティング活動を支援する「Oracle Marketing」の新機能として、「キャンペーンワークベンチ」と「オーディエンスワークベンチ」が用意された。キャンペーンワークベンチは、顧客をターゲットとしたさまざまなキャンペーンやイベントを複数、同時並行で企画立案、実行、管理、効果測定が可能、かつ複雑なキャンペーン、イベント間の依存関係、スケジュールを分かりやすいユーザーインターフェイスで提供する機能。オーディエンスワークベンチは、同社の分析ツール「Oracle Discoverer」と統合された市場分析や自然言語による顧客ターゲットリストの作成を可能にする機能。

 そのほか、煩雑・複雑になりがちな価格交渉のシステム化を実現する「Oracle Partners Management」を新たに追加。販売プロセス上で必要な情報提供を実現し、効果的な営業活動を実施する「Oracle Sales」や、インターネットアクセスが可能な携帯電話を利用した保守サービス関連機能を提供する「Mobile Field Sever Wireless Option」などの機能も強化されている。

 なお、同製品は、今秋提供の統合アプリケーションソフト「Oracle E-Business Suite 11i.10」に搭載して提供される予定。



URL
  日本オラクル株式会社
  http://www.oracle.co.jp/


( 福浦 一広 )
2004/09/30 14:59

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