NRIデータサービス株式会社は、システム運用管理ツール「eXsenju」に追加できるサブシステム「千手/セキュリティ管理」と、すでに発売されているジョブスケジュールサブシステムにJCL(Job Control Language)機能を追加するオプション「千手/JCLプラス」を10月より販売する。
千手/セキュリティ管理は、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社の提供するサーバーセキュリティ管理サービス「SecureCube/Site Security Check」の機能をパッケージ化した製品で、機能を拡張するエクステンションの第1弾「セキュアキューブ」として発売される。価格は30万円から。
サーバー/プロダクト別に、使用ソフトウェアやそのバージョン、セキュリティパッチ適用状況を一覧できるため、全体の脆弱性対応状況を把握できる。さらに対象機器のセキュリティホール情報通知、ファイル変更などによるセキュリティインシデント発生通知、対応期限までに未対応の脆弱性警告をメールで行う機能も備える。
NRIデータサービスでは、サーバーのリソース管理とセキュリティ管理を統合することで、運用の効率化とサービスレベルの向上が可能になるとしている。今後はエクステンションを追加販売することで機能を強化していくという。対応OSは、Windows NT/2000、Solaris、Linux。
千手/JCLプラスは、バッチ処理を実行内容を制御するJCLの機能をオープンシステム上で利用できるジョブスケジューラサブシステムのオプション製品。アプリケーション側で作りこみが必要な機能を提供することで、アプリケーション開発を支援する。価格は200万円から。
ログの出力先の定義を自動的に行うジョブログ機能、実行JCLの生成時に理論ファイル名を物理ファイル名に自動置換する世代管理機能、ファイルを物理実体から仮想化した論理名で管理できるストレージ・ファイル管理機能、ジョブを指定された実行クラスに振り分けるほか、多重度を設定して同時実行ジョブを制御する実行クラス管理機能などを備える。
また定義JCLと実行JCLを区別しているため、障害時には定義に影響を及ぼさずに、一部のステップを削除するなど実行JCLのみを修正して再実行できる。また定義JCLも、実行の優先順に応じて1次、2次を定義できる。対応OSは、Windows NT/2000、Solaris、Linux、AIX。
■ URL
NRIデータサービス株式会社
http://www.nri.co.jp/
プレスリリース
http://www.nri.co.jp/news/2004/040930_1.html
( 岩崎 宰守 )
2004/10/01 16:55
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