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代表取締役社長のウィルソン・タン氏
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マーケティング部 プロダクトマネージャーの岡崎義明氏
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マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン株式会社は10月4日、ビジネスプロセステスト、機能テスト、およびテスト管理を実現する統合テストソリューション「Mercury Quality Center」を発表した。発表に伴って開催された記者発表会では、マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン株式会社 代表取締役社長のウィルソン・タン氏、および同社 マーケティング部 プロダクトマネージャーである岡崎義明氏によって、新しく発表されたソリューションについて解説が行われた。
発表会の席上でタン氏は、システムのダウンタイムの80%はアプリケーションの不具合と人為的な操作ミスであるという統計データを挙げ「多くのアプリケーションは、設計や開発のフェーズに多くの時間を割いてしまったために、十分なテストを行われないまま出荷されています。しかし、アプリケーションの品質を保証するためには、適切なテストフェーズが不可欠です」とテストの重要性を強調した。
またタン氏は、企業がITに割り当てられる予算が削減されている昨今の状況を踏まえて、「低コストで、より多くの機能を実現するためには、適切なことにリソースが割り当てられている必要があります」と語る。ITがビジネスの目標を達成しているかどうかは企業のCIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)の責任であり、Mercury Quality Centerでは、CIOからテストエンジニアまでプロジェクトチーム全体で共有できる統合QA(Quality Assurance:品質保証)ソリューションが不可欠であるとした。
岡崎氏は統合ソリューションであるMercury Quality Centerに関して「ほかのベンダーからもテストを含む統合ソリューションは多く出ています。しかし、マーキュリーでは、アプリケーションの品質維持に大きく関わる“テスト”にフォーカスしたソリューションを提供しています」と語る。また、岡崎氏は、Mercury Quality Centerは単なる製品のスイーツではなく、製品とサービスを含む総合的なQAソリューションであることを強調した。
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Mercury Quality Centerの構成
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Mercury Quality Centerは、テスト管理ツール「Mercury TestDirector for Quality Center」、業務担当者のためのテストツール「Mercury Business Process Testing」、機能テストツール「Mercury QuickTest Professional」と「Mercury WinRunner」、CIOおよびITマネージャのためのテストダッシュボード「Mercury Application Delivery Dashboard」の4つの製品で構成される。
今回新しく追加された製品であるMercury Business Process Testing 8.0日本語版、および従来製品がバージョンアップされたMercury TestDirector for Quality Center 8.0日本語版は、10月8日に出荷が開始される。また、Mercury Application Delivery Dashboardの日本語対応版は2005年出荷予定であるが、詳細な日程はまだわかっていない。
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Mercury Business Process Testing 8.0日本語版の画面イメージ
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Mercury TestDirector for Quality Center 8.0日本語版の画面イメージ
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■ URL
マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン株式会社
http://www.mercury.co.jp/
プレスリリース(Mercury Quality Center)
http://www.mercury.co.jp/company/pr/press_releases/100404qc.html
プレスリリース(Mercury QuickTest Professional 8.0.1日本語版)
http://www.mercury.co.jp/company/pr/press_releases/100404qtp8.0.1.html
( 北原 静香 )
2004/10/04 20:08
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