日本電気株式会社(以下、NEC)は、ストレージ内のアプリケーションデータ最適化の分野で米OuterBayと提携し、アプリケーションデータ管理ソフト「OuterBay ADM Suite」のOEM供給を受けるともに、これを中核とした「情報最適配置ソリューション」を10月5日より提供する。「OuterBay ADM Suite」の価格は、データ量50GBの場合で900万円から。NECでは今後3年間で60システムの販売を見込んでいる。
OuterBay ADM Suiteは、利用頻度に応じてデータベース内のデータを切り分けることで、使用頻度が少ないデータを別のデータ領域や安価なストレージに配置することを可能としている。これによりデータ量の増加に伴うストレージリソースの有効活用、システム性能の向上、バックアップ時間の短縮などを実現する。対応OSは、Windows、Linux、Solaris、HP-UX。
NECでは、OuterBay ADM Suiteを、8月に提供を開始した情報最適配置ソリューションの中核に位置づけ、コンサルティングサービスやシステム構築サービス、サポートサービスなどをあわせて提供する。
なお両社では、NECの「iBestSolutions Center(アイベストソリューションズセンター)」に検証システムを構築し、NECやその他パートナーのストレージ製品やソフトウェア製品と「OuterBay ADM Suite」の動作検証や、ユーザー企業に対するデモを行う。またマーケティングやサポートなども共同で実施していく。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0410/0501.html
米OuterBay
http://www.outerbay.com/
( 岩崎 宰守 )
2004/10/05 19:11
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