NECシステムテクノロジー株式会社は10月6日、リッチインターネットアプリケーション(RIA)の開発・運用を行うビジネスコンポーネント製品「iBizBlock for Flex」を発表した。同製品は、マクロメディア株式会社のMacromedia Flexを基盤としており、日本電気株式会社のeビジネス向けシステム開発環境「ActiveGlobe SystemDirector」に位置づけて11月に発売される。
今回発表されたiBizBlock for Flexは、iBizBlockをMacromedia Flexに対応させたもので、画面UI(ユーザーインターフェイス)関連、帳票UI関連、BTO向けコンフィグエンジンの3製品を、ランタイムライセンスを含めた形で提供する。
画面UI製品は「iBizBlock/Studio for Flex」の名称で提供され、これを用いるとデータ入力、キー制御、ボタン制御などをWebブラウザ上でスピーディに行えるようになるほか、グラフや表、ガントチャートをスムーズに表示させることもできるという。また、ドリルダウンによる詳細データの表示も可能になるため、利用者にとってわかりやすく使いやすいWebシステムの構築が行えるとのこと。
「iBizBlock/帳票 for Flex」として提供される帳票UI関連製品は、見積書や請求書などの帳票作成、印刷を行うためのもの。帳票エディタによって作成された帳票と、印刷用コンポーネントとを関連づけて印刷を可能にする。
「iBizBlock/コンフィグエンジン for Flex」、BTOサイトでオプションの整合性確認を行うためのコンフィグエンジン。製品や部品、サービスなどに多様な組み合わせが存在する場合、最適なオプションの組み合わせを自動的に選択し、表示させることができるという。