日本オラクル株式会社は10月19日、人事管理システムの新版「Oracle Human Resources Management Systems」(以下、Oracle HRMS)を発表した。同製品は、2004年秋に提供開始が予定されている統合アプリケーションソフト、「Oracle E-Business Suite 11i.10」の一部としてリリースされる。
Oracle HRMSでは、設定を行う人事業務担当者が簡単に作業できるよう、対話形式のツールセット「Oracle HRMS Configuration Workbench」を新たに搭載した。この中に含まれる早期導入機能を使用すると、基本要件定義のためのプロトタイプ環境を数時間で構築できるという。また、その環境で行われたセットアップ、入力されたデータをそのまま本番環境へも移行できる。さらに、導入時/導入後に生じたシステム変更時の回帰テストを、本番環境データを用いて計画・実行できる回帰テストツールを搭載した。
加えて今回は、コンピテンシー(行動特性)評価や業績評価など、人事評価機能の拡張も行われたほか、従来紙ベースで実施されていた業績評価をシステム化する、目標管理機能も追加されている。
同社では、これらの機能により最大80%のコスト削減が実現できるとしている。
■ URL
日本オラクル株式会社
http://www.oracle.co.jp/
( 石井 一志 )
2004/10/19 16:41
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