日本電気株式会社は10月27日、NECの中堅製造業向けERPパッケージ「EXPLANNER/J」に貿易関連業務などを強化し販売活動を開始すると発表した。
今回の製品強化は、株式会社バイナルの輸出入貿易管理業務システム「TOSS」とEXPLANNER/Jとを連携させることで実現したもの。主な強化点として、1)資材・部材の入庫データや受発注データなどを迅速かつ自動的に生産管理システムに展開可能、2)製品出荷データを貿易管理業務システムに展開することで、通関・税務関連書類や手冊などの作成・管理の自動化・効率化を実現、3)「製番手配」「在庫引当型製番手配」「製番ロットまるめ手配」「MRP型ロット手配」「MRP型マニュアル手配」など幅広い生産管理手法に対応、などがある。同社では、これらにより、海外企業と連携した生産活動の効率化、海外市場におけるタイムリーな販売活動の展開などを実現できるとしている。
EXPLANNER/Jの提供価格は300万円から(100ユーザーライセンス)。同社では、主に中国に部品調達拠点・生産拠点・販売拠点を展開している中堅製造業を中心に、今後3年間で100システムの販売を見込んでいる。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
株式会社バイナル
http://www.binal.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0410/2701.html
( 福浦 一広 )
2004/10/27 12:21
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