 |
 |
|
|
| 最新ニュース |
|
|
|
|
|
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
マイクロソフト、開発・運用コストを削減する次期ASP.NET 2.0 |
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
マイクロソフト株式会社は10月27日、.NET Framework 2.0に実装されるWebアプリケーション開発のための開発・実行基盤「ASP.NET 2.0」に関するプレス向け技術説明会を開催した。 ASP.NETとは、サーバーで実行される共通言語ランタイム（CLR：Common Language Runtime）上で構築されたWebアプリケーションのフレームワーク。ユーザーインターフェイスの生成、Webサービス、アプリケーションの配置・管理などを行う。
開発生産性の向上では、一般的に使用される機能やパターンを提供することで、開発者が記述するコードの量を大幅に削減することができる。主なものとして、共通のデザインや機能をテンプレート化して開発の分業やメンテナンスを容易にする「マスターページ」、WindowsのデスクトップテーマのようにWebサイトのルックアンドフィールを柔軟に変更する「テーマ」、最小限のコードでWebサイトのナビゲーション機能を実現する「ツリービュー」、「トピックパス」、「メニュー」といったコントロールの追加などが挙げられる。
他にも開発生産性を向上させる機能追加として着目したいのは、開発環境の制約が低くなったことだ。これまでASP.NETの開発には、IISやFrontPage Server Extensionが必要だった。しかしASP.NET 2.0には、ローカルからのみアクセス可能なビルトインのWebサーバーが提供されている。そのためファイルシステムやFTPといったさまざまな環境にWebサイトを構築することが可能になる。 ASP.NET 2.0に搭載されるWebサイト管理ツールからは、「Webサイト管理ツール」、「Webサイト配置ツール」および拡張された「IIS管理ツール」がある。これによってWebサイトの配置や管理といった運用コストを削減することができる。また「メンバーシップ」や「パーソナライズ」といったユーザー管理機能も強化されており、Webサイト管理ツールによってユーザーの作成と管理が実行できる。
拡張性に関しては、ユーザーコントロールやカスタムコントロールなどのさまざまなAPIの提供により、ユーザーは柔軟に独自の機能拡張を行える。近藤氏は「ASP.NET 2.0によってプログラマがやることが少なくなったわけではなく、本来の目的であるコンテンツの作成や独自ソリューションの開発・販売に専念できるようになる」とASP.NETの拡張性の高さを強調した。 ASP.NET 2.0は、現行のASP.NETとの高い互換性も実現している。「現在ASP.NETで開発を進めていても、ぜひそのまま開発を続けて欲しい」と近藤氏は述べる。最後に近藤氏は「ASP.NET 2.0のBetaをダウンロードして、ぜひASP.NET 2.0を評価してください」と述べた。 ■ ＵＲＬ マイクロソフト株式会社 http://www.microsoft.com/japan/ ASP.NET デベロッパー センター http://www.microsoft.com/japan/msdn/asp.net/ ASP.NET コミュニティサイト http://www.asp.net/
（ 北原 静香 ）
|
