株式会社日立製作所は、Eビジネスアプリケーションの実行・開発環境の最新版「Cosminexus V6.5」を11月11日から販売すると発表した。
Cosminexusは、Webアプリケーションサーバーを中心とした、コラボレイティブEビジネスプラットフォーム。アプリケーション実行基盤、Web/Javaベース業務のアプリケーション開発環境、既存IT資産や外部リソースを活用するためのシステム連携基盤、モバイルアクセスやポータルなど利便性の高いWebフロントを実現するフロントアクセス基盤などの特長がある。
最新版では、Webアプリケーションサーバーとして、業界で初めてアプリケーションの稼動状態の制御を実現。これにより、アプリケーションへの負荷の集中度合いや利用状況に応じて稼動・停止や負荷分散が行えるため、アプリケーション障害時におけるWebシステム全体への影響範囲を局所化できる。また、アプリケーションへの負荷集中などでレスポンスが低下する前に、その予兆を検知して回復処理を行うことより、システムのスローダウンなどからの回復時間を従来に比べ最大で約95%短縮でき、Webシステムの可用性向上を実現するとしている。そのほか、Webシステムの新規構築時やWebアプリケーションの設定変更時に、Webシステムの運用形態に応じた定義情報の自動設定や、SOA対応の強化などが行われている。
価格は、「Cosminexus Application Server V6.5」が126万円、「Cosminexus Developer Version V6.5」が15万7500円。出荷開始は12月29日を予定している。
■ URL
株式会社日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2004/11/1110.html
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( 福浦 一広 )
2004/11/10 13:44
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