マイクロソフト株式会社は11月16日、企業内インスタントメッセージング(IM)およびプレゼンス製品「Microsoft Office Live Communications Server 2005日本語版(以下、Live Communications Server 2005)」を発表した。ボリュームライセンスが2005年1月2日より、パッケージ製品が1月21日よりそれぞれ発売開始される。
Live Communications Server 2005は、SIP(Session Initiation Protocol)とSIMPLE(SIP for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions)を基盤とする業務アプリケーションなどと連携可能なリアルタイムコミュニケーションプラットフォーム。従来のStandard Editionに加え、より大規模な環境をサポートするEnterprise Editionが新たに提供される。
新機能としては、自宅や出張先などのリモート環境や、支社やパートナーなど異なるドメインにおける認証や暗号化を管理された環境の間でのプレゼンス共有とIMの利用が可能となった。また、利用可能なユーザー数が前バージョンと比較して約30~45%向上し、Standard Editionで最大15,000のIMユーザー、Enterprise Editionでは複数のサーバーを連動させることで最大数十万ユーザーをサポートするという。
なおMicrosoftでは、ワールドワイドでコミュニケーション基盤をLive Communications Server 2005への移行を完了し、約57,000人の全社員と多くの契約社員のリアルタイムコミュニケーション環境を構築したという。
推定小売価格はStandard Editionのパッケージ版(5クライアントライセンス付)が21万9000円、Enterprise Editionのパッケージ版(25クライアントライセンス付)が91万3000円。
■ URL
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2112
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( 朝夷 剛士 )
2004/11/16 17:58
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