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Sun Java System Directory Server Enterprise Editionのイメージ
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サン・マイクロシステムズ株式会社は11月17日、従業員などのID(アイデンティティ)情報を格納するディレクトリサービス基盤を構築するソフトウェア「Sun Java System Directory Server Enterprise Edition」を発売した。出荷開始は12月上旬の予定。
同製品は従来より発売されている、ディレクトリサービスの基本機能を提供する「Sun Java System Directory Server」、ディレクトリサービスの可用性や性能を高める「Sun Java System Directory Proxy Server」、既存のWindowsネットワークのID情報との同期化をはかる「Sun Java System Identity Synchronization for Windows」を統合したもの。
LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)をベースにし、これら製品で個別に提供されていたID情報を格納する基盤を構築するディレクトリサービスの基本機能、負荷分散やフェイルオーバーなど連続してサービスを提供するための機能、DoS(サービス拒否攻撃)などネットワークを通じた攻撃に対する防御機能が統合されている。また、LDAPとActive Directoryの連携機能により、Windows環境とのパスワードの同期化が可能。
対応プラットフォームは、Solaris、Linux、HP-UX、Windows、AIX。
価格は、格納するユーザー名と属性情報の集合を表す「エントリ」単位で設定される。1エントリあたり300円(税別)からで、2000エントリからの販売となる。これは各製品を個別に同時購入する価格の2割程度で、同社では比較的大規模なシステムに対応するディレクトリサービス基盤を低コストで構築することができるとしている。
■ URL
サン・マイクロシステムズ株式会社
http://jp.sun.com/
プレスリリース
http://jp.sun.com/company/Press/release/2004/1117.html
( 朝夷 剛士 )
2004/11/17 12:02
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