ザウルスとホットスポットを使ったモバイルコミュニケーションソリューション

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ザウルスとホットスポットを使ったモバイルコミュニケーションソリューション

　日本電気株式会社（以下、NEC）、NTTコミュニケーションズ株式会社（以下、NTT Com）、シャープ株式会社の3社は11月25日、モバイル端末にシャープの業務向けPDA「ザウルス SL-6000L」を採用し、NTT Comの「ホットスポット」など無線LANを介して音声通信やIM（インスタントメッセージ）などを行える企業向けコミュニケーションソリューションを発表した。

　このソリューションは、NECのプレゼンス活用ソリューション「PARTNERSIPNET（パートナーシップネット）」対応ソフトをプリインストールしたザウルスを利用し、同じ会社や事業部内で登録しているユーザーの端末同士で居場所や状態をリアルタイムで示す「プレゼンス情報」を参照して、状態に応じて音声通信やチャットなどのコミュニケーションができるというもの。なお、PARTNERSIPNET対応ソフトをインストールしたPCとの相互通信も可能。


ソリューションの概要とイメージ	ザウルス SL-6000L	プレゼンス表示や通信を行うソフトのインターフェイスイメージ

NEC NTTコミュニケーションズ営業本部課長島田直浩氏

　音声通信はSIPを用いてインターネットを介するため通話ごとの料金は無料。ただし外線など登録メンバー以外への通話はできない。IMはテキストのほか画像やWebページの表示・共有が可能。個人向けIMソフトなどと異なり、すべての通信がIPsec-VPNを用いて「End to Endで通信が暗号化され秘匿性が保てる」（NEC NTTコミュニケーションズ営業部課長島田直浩氏）ことが特徴。

　販売方法は案件に応じて異なるとしており、ASP型のサービス提供も検討しているという。参考価格はザウルス本体、ソフトウェア、ホットスポット1年間利用料を合わせて利用者一人あたり初年度20万円前後、2年目以降はその半額以下だという。3社では初年度で3000万円の販売を目標としている。

■ ＵＲＬ
　日本電気株式会社
　 http://www.nec.co.jp/
　 NTTコミュニケーションズ株式会社
　 http://www.ntt.com/
　シャープ株式会社
　 http://www.sharp.co.jp/
　プレスリリース
　 http://www.nec.co.jp/press/ja/0411/2502.html

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（朝夷剛士）
2004/11/25 19:03

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