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NECとマイクロソフト、ミッションクリティカルシステムの基盤整備で連携強化


 日本電気株式会社(以下、NEC)とマイクロソフト株式会社は11月29日、システム管理ソフト「Microsoft Operations Manager(以下、MOM)」の提供にあわせ、WindowsおよびMicrosoft .NETでミッションクリティカルシステムを実現するためにミドルウェア分野での連携を強化すると発表した。

 今回の連携強化により両社は、1)ミッションクリティカル実現に向けたミドルウェア基盤の整備、2)ミッションクリティカルシステムを実現する基盤の開発に向けたSI支援体制の強化、を行う。

 ミドルウェア基盤整備では、高信頼自律運用管理基盤であるマイクロソフトのDynamic Systems InitiativeとNECのミドルウェア製品群「VALUMOウェア」の技術連携を強化する。また、2005年発売予定のWindows Server x64 EditionやWindows Server 2003改良強化版、Windows Serverの後継製品など、今後の製品ロードマップ全体を見据えた技術連携の強化も行われる。そのほか、VALUMOウェアの中のWebサービス構築基盤であるActiveGlobe製品群や、業務構築運用基盤であるDiosaGlobe製品群について、マイクロソフトが開発中の次期.NET Frameworkにいち早く対応するための開発・評価を共同で推進する。

 SI支援体制の強化では、.NETベースの高信頼アプリケーションソフト開発のノウハウを集約する専門の組織を12月1日にNECのソフトウェアビジネスユニット内に設置する。NECでは、当初50名体制で、2005年度末までにリーダー役となるコアアーキテクトをはじめ、ミッションクリティカルシステム向け.NET対応アプリケーションソフト開発要員を約200名育成することを計画している。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0411/2901.html


( 福浦 一広 )
2004/11/29 11:58

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