日本ユニシス株式会社と日本オラクル株式会社は12月6日、アウトソーシング事業での協業を発表、オラクルの統合業務アプリケーション製品「Oracle E-Business Suite」による会計システムのアウトソーシングサービスを開始した。
今回発表されたアウトソーシングサービスは、ハードウェア、OS、ERPパッケージなどのソフトウェアライセンス、製品サポート、導入テンプレートなどこれらすべての導入設定サービス、およびオラクル製品のエキスパートによる監視・運用管理サービス「Oracle on Demand」まですべてを一括して提供するOracle E-Business Suiteオールインワン・アウトソーシングサービス。
主な特徴は、1)顧客に運用負荷をかけることなく、安全かつ信頼性の高い環境で稼働させることが可能、2)事前に把握可能なすべての支出をまとめて費用化し、かつ平準化することができ、システムの保有が不要、3)システムの導入・運用に必要な費用の可視化が実現でき、費用対効果をより明確に把握することが可能、4)顧客はオールインワンのアウトソーシングサービスとして提供を受けることで、データベース管理者や運用要員をアサインする必要がなくなり、システムを短期のうちに導入することが可能、などが挙げられている。
日本ユニシスでは、まずは市場が拡大している人事・会計のシステム分野からサービスを開始する。第一弾として、Oracle E-Business Suiteの低価格・短期導入テンプレートである「Oracle NeO」として認定された会計システム短期導入モデルFaSet Finplateにより構築されたシステムのアウトソーシングサービスを、1億5000万円(20ユーザーの場合、5年間)で提供する。
日本ユニシスでは、今回のアウトソーシングサービスを含むERP事業として、今後3年間で約300億円の売上げを目指すとしている。
■ URL
日本ユニシス株式会社
http://www.unisys.co.jp/
日本オラクル株式会社
http://www.oracle.co.jp/
ニュースリリース
http://www.unisys.co.jp/news/NR_041206_tieup_oracle.html
( 福浦 一広 )
2004/12/06 12:28
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