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VERITAS OpForce 4.0 管理画面例
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ベリタスソフトウェア株式会社は12月6日、サーバー自動管理ソフトウェアソリューション「VERITAS OpForce 4.0(以下、OpForce 4.0)」(英語版)を発表した。出荷開始は12月27日から。
OpForce 4.0は、サーバー資産を各業務で共有できるリソースプールを構築し、状況に応じて必要な業務への割り当て、およびアプリケーションインストールなどのプロビジョニングを自動で行うなどの機能を持つサーバー自動管理ソフトウェア。あらかじめ設定されたポリシーに基づき、トラフィックの増加によるサービスレベルの低下などが発生した場合に、サーバーリソースを自動的に割り当てて負荷を分散させることができる。
管理対象サーバーは複数のプラットフォームをサポートしているため、異種混在(ヘテロジニアス)環境での使用が可能。共有リソースとして利用できるサーバーを自動検出し、スナップショットに基づいて用途に応じたアプリケーション環境を数分以内で構築・適用することができるという。また、OSの整合性を維持したままでのアップデートや、サーバーの稼働状況の確認などの管理機能も備える。
同社では「構築・運用・最適化を1つのツールで実現できる」としており、管理の自動化とサーバーリソースの効率利用の実現により管理コストを削減できるという。
管理対象サーバーの対応プラットフォームは、OSがSolaris 8/9、Linux(x86、Opteron、Itanium)、AIX 5.1/5.2(英語版)、Windows(x86、Itanium)。また、EM64T対応XeonやWindows-Opteron環境への対応も予定しているという。価格は最小構成で152万3550円。
なお、Opforce 4.0は米VERITAS Softwareが2002年12月に買収したJareva Technologiesの製品をベースとしたもの。同社では「ユーティリティコンピューティング」の実現を支えるツールの1つと位置づけており、ストレージ管理ソフトやAPM(アプリケーションパフォーマンス管理)ソフトらと組み合わせて、システム管理の完全自動化を目標としているという。
■ URL
ベリタスソフトウェア株式会社
http://www.veritas.com/jp/
プレスリリース
http://www.veritas.com/ja/JP/resources/press/PressReleaseDetail.jhtml?newsCI=63391_2004_12_06_pr
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( 朝夷 剛士 )
2004/12/06 14:48
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