ビトリア・テクノロジー株式会社は12月21日、SOA基盤としての機能を強化したビジネスプロセス統合プラットフォームの最新版「Vitria:BusinessWare4.3」を発表した。
Vitria:BusinessWare4.3は、既存のソフトウェア資産を、再利用可能なサービスへとカプセル化でき、これを集約・統合するBPM機能も提供する統合プラットフォーム。
新バージョンでは、業務プロセスの自動化をGUIにより実装できるだけでなく、例外発生時の異常処理プロセスについても新たに定義可能になった。さらにシステムモニタリング機能も、標準仕様であるJMXに準拠した形で同様にGUIで定義・実装できる。またユーザーインターフェイス開発についても、業務プロセス設計と独立して設計・開発できるフレームワークが提供される。
Webサービス機能については、SOAPメッセージのDocument/Literal、通信対象となるURIの動的切り替えを新たにサポートし、Axis 1.2にも対応した。
またアクセスコントロール、シングルサインオン用のプラグインモジュールを提供するなど、セキュリティ関連機能をフレームワークとして体系化している。このほかワークフロー、XMLデータ処理、B2B統合などでも機能が強化されている。
米Vitriaの創設者兼CEOであるデレク・スキーン氏は「Vitria:BusinessWare4.3により、単純なポイントツーポイントのWebサービスから、複雑なビジネスプロセスに対応するために再利用可能なサービスをカプセル化できるビジネスサービスのSOA実行基盤へと移行できる」と述べている。
■ URL
ビトリア・テクノロジー株式会社
http://www.vitria.co.jp/
プレスリリース
http://www.vitria.co.jp/news/press_releases/pr_2004-12-21.html
Vitria:BusinessWare
http://www.vitria.co.jp/products/platform/
( 岩崎 宰守 )
2004/12/21 12:00
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