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XSL Report Designer
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PDFへのレポート出力例
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アンテナハウス株式会社は、XMLデータ印刷用のレイアウト設計ツール「XSL Report Designer V2」を12月21日より出荷する。価格は210,000円。
XSL Report Designer V2は、一般的にデータ変換用のスタイルシート開発が必要となるXMLデータを用いたレポート作成において、W3Cの定める標準仕様である「Extensible Stylesheet Language (XSL-FO)」に準拠したレイアウト設計を行えるツール。
レイアウトでは、固定型帳票、フロー型、タックシールの3種類のパターンから、レポートや帳票のレイアウトをGUIをベースに設計できる。また書式指定や、文字列処理・集計処理・条件判定・XPath指定といった組み込み関数の利用も可能だ。
設計したレイアウト内容は、プロジェクトファイル(.rxl)として保存できるほか、新バージョンでは、XSLスタイルシート(.xsl)としても保存可能になった。
実際のレポート生成では、レイアウト内容とXMLデータを入力し、独自開発のランタイムエンジンを利用してXSL-FOへの変換を行う。ランタイムエンジンはJavaから直接呼び出し可能なため、サーバーサイドのシステム構築・帳票印刷も可能となっている。
なおXSL-FOを印刷またはPDF化する際には、同社製品である「XSL Formatter V3」の利用が前提とされる。
新バージョンでは、データソースとしてXMLデータのほか、CSVやタブ区切りテキストの読み込みにも対応した。さらにXMLデータからXSL-FOへの変換の際に、汎用的なXSLTプロセッサを利用可能になった。
またレイアウト設計でも、直感的な操作でXMLパスの指定や式の挿入ができるようGUIが改善されている。
対応OSはWindows 2000 SP4以上、XP SP1以上。ランタイムエンジンはJ2SE 1.4.2以上またはJRE 1.4.2以上の環境で動作する。
■ URL
アンテナハウス株式会社
http://www.antenna.co.jp/
ニュースリリース
http://www.antenna.co.jp/news/xslreportdesignerv2news.htm
XSL Report Designer V2
http://www.antenna.co.jp/designer/V2/
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( 岩崎 宰守 )
2004/12/21 14:14
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