ダイキン工業株式会社は、ノルウェーOpen iT開発のリソース稼働監視ソフトウェアの最新版「PSManager 4.9」を12月25日より発売する。価格は230万円からで、管理対象となるユーザーとアプリケーションの数で変動する。同社では今後1年間で3億円の販売を見込んでいる。
PSManagerは、1ライセンスを複数ユーザーが利用することで稼働率を高められる「ネットワークライセンス」方式のアプリケーションに対して、起動したまま放置されているライセンスをPCへのキー操作やCPU負荷といった稼働情報をもとに検出し、画面へのアラート表示、アプリケーションプロセスの中断、停止、記録を行い、ライセンスを解放できるソフトウェア。
新バージョンでは、キーボードやマウスによる操作がされていない操作休止時間や、CPU負荷、データ入出力、ライセンス使用率に対する基準値を設定可能になった。
同社の調査によれば、1カ月間に起動されるライセンスのうち、キーボード/マウス操作や処理が2時間以上実行されないライセンスは約20%程度ある。PSManagerでは、これまで人手に頼らざるを得なかったため、稼働集計後に注意を喚起するといった対応にとどまっていた稼働監視から対策までを、リアルタイムに自動化できる。
また優先度の高い業務では基準値を緩やかにしたり、業務が込み合いライセンスの空きが少ない時だけ放置ライセンスを解放させる、基準となる放置時間を短縮するといった運用が可能になるため、余分なライセンスの購入も不要になり、IT投資をより適正にできるという。
■ URL
ダイキン工業株式会社
http://www.daikin.co.jp/
プレスリリース
http://www.daikin.co.jp/press/2004/041220/index.html
PSManager
http://www.comtec.daikin.co.jp/NS/psm/
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